2023年9月16日から『FIVBパリ五輪予選ワールドカップバレー2023』が開幕しました。
そして早くも女子日本代表が初戦の対戦国ペールを3-0で下し好スタート!男子日本代表は9月30日にフィンランドとの初戦を控えています。
そのバレーボール男子日本代表チームの要選手の一人でもある西田有志選手です。
サウスポー&強烈なスパイク力と高いジャンプ力を誇る西田有志選手。
特ににそのジャンプ力には定評があり、なんと驚異の3m50cmの高さから弾丸スパイクを打つのがウリです。
そんな西田有志選手ですが、実はこれまでにとてもひどい誹謗中傷を受けたことがあったそうです。
この記事では、そんな西田有志選手の
・誹謗中傷の内容
・なぜそのようなことを受けてしまったのか?
こちらについて触れて行きます。
【動画】バレー男子代表・西田有志選手の誹謗中傷内容とは?
引用元:西田有志公式サイト
日本バレーボール界を背負って立つほどの人気プレーヤーである西田有志選手ですが、
過去にSNSで受けた誹謗中傷の内容とはどういったものだったのでしょうか。まずこちら記事をご覧下さい
バレーボール男子代表の西田有志(23)=パナソニック=が24日、自身のツイッターを更新し、誹謗中傷被害を告白した。
男子代表は23日に行われたネーションズリーグ(VNL)の3位決定戦で、昨年の世界バレー王者のイタリアをフルセットの末下し、主要世界大会では1977年のワールドカップ以来46年ぶりとなる表彰台を成し遂げた。西田は負傷により、メンバーから外れていた。
西田は試合後「みなさん多くの応援ありがとうございました!3位になることができ、すごく嬉しく思います!色々とこのチームには迷惑ばかりかけてしまい不甲斐なさや悔しさが多い大会でしたが、最後にこうやって勝って終われたこと嬉しく思います 怪我をしっかり治しまた再始動していきたいと思います!」と応援に感謝をつづったと一方で、「そして、今大会で多くの誹謗中傷を受けました」と大会中の苦悩を明かした。その上で「しっかりとした対処を取ろうと思います。このような世界が少しでも減ることを切実に願います。。誰かを貶し、吐口にするような事が当たり前とされる社会が少しでも良くなればと思います」と、願った。
引用元:デイリー
記事中には「多くの誹謗中傷を受けた」とはありますが、具体的にどんな中傷をされたのか?まではわからないですね。
では次にもう少し掘り下げていこうと思います。以下の動画をご確認ください。
誹謗中傷に関係する箇所は動画の4:35辺りから見るとなんとなく分かるかと思います。
いかがでしょうか?
動画では、2023年7月に行われた大会で日本チームが46年ぶりの3位・銅メダルを獲得したことを紹介。
その快挙を果たした後に西田有志選手は、これまで応援して下さった方々へお礼のツイートをしました。とても律儀で誠実な対応ですよね!
西田有志選手への誹謗中傷が始まる
しかし、この時点で全く非が無い西田有志選手のSNS投稿に対して、ある特定のアカウントから誹謗中傷コメントが続いたようですね。
動画の中で語られていることを要約すると
・西田有志選手のツイッターに対し多くの誹謗中傷があった
・(ある動物アイコンのアカウントから)「試合欠場した西田有志選手が他の選手の活躍に心が折れたから「ケガをした」という言い訳をしているのだ」と書かれる。
・同アイコンのアカウントから「アスリートならどんなアンチコメントも受け入れろ。プレーで返せ。自分の力で黙らせてみろ」と書かれる
おそらくは他にもまだ多くの誹謗中傷コメントを西田有志選手は受けたものだと思われます。
でなければ西田有志選手は
「しっかりとした対処を取ろうと思います。このような世界が少しでも減ることを切実に願います。。誰かを貶し、吐口にするような事が当たり前とされる社会が少しでも良くなればと思います」
ここまでの事を言い、行動に出るはずがないですからね…
誹謗中傷を受けた他の事例
卓球の水谷隼選手もそのお一人で、東京五輪2020の時にSNSで被害を受けたと言います
そして、こちらはその際の詳細な状況を水谷隼選手が語っています。
ある匿名のアカウントから「くたばれ」「消えろ」「カスめ」といった心ない言葉が送られたDMを画面録画し、Twitterに動画を公開した水谷選手。画面を下にスクロールしても中傷メッセージは続いており、大量に送られてきた様子が分かります。水谷選手は、「言いたいことだけ言ってアカウントを消したみたいですが、あまりにも悪質な誹謗中傷は全てスクショしていますし、関係各所に連絡を行い然るべき措置を取ります」と伝えています。
水谷選手は7月26日、伊藤美誠選手とペアを組んで挑んだ卓球混合ダブルス決勝で強豪・ 中国を下し、金メダルを獲得。しかし、28日には悪質なDMが寄せられたことを自身のTwitterで告白。それでも水谷選手は「免疫ありすぎる俺の心には1ミリもダメージない」などとつづっていました(現在ツイートは削除済み)。
引用元:ねとらぼ&スポーツ
これはペアを組んだ伊藤美誠選手だって良い気はしないですよね…誹謗中傷の二次被害と言っても良いと思います。
こちらは男子テニスの最年長ランカーとしても知られている松井俊英選手への誹謗中傷です
引用元:松井俊英公式サイト
「勝てそうな試合を負けると、時々、試合後に脅迫されます」 自身のインスタグラムに届いた、心ない人間からのメッセージ画像も添付。内容は英語で記された殺〇予告だった。試合後に寄せられる脅迫や中傷は、実際は時々ではないという。「THE ANSWER」の取材に、松井は毅然と語った。 「このような脅迫メールは試合後によくあります。インスタのダイレクトメール(DM)では英語で誹謗中傷。そして今回のような殺害予告や、身近な人間に対する脅迫めいた言葉もあります。この現状は絶対に受け入れられません」 DMのみならず、インスタグラムのコメント欄にも中傷の声が届いていた。そして、松井だけではなく、テニス界全体の問題だという。 「これは僕だけじゃない。若手選手や女子選手からも被害の声を聞いたことがあります。住所を調べてやる、という脅しもあります。若手や女子は真剣に受け止めざるを得ない恐怖があると思います。しつこい人間は常習的に脅迫コメントを出してくる。そこがとても心配で、精神的ダメージも続くことも懸念されます」
引用元:THE ANSWER
ただの誹謗中傷だけでなく、身の危険を脅かされるようなことも言われるなんて、信じられないほど悪質ですよね…
またこちらは元陸上選手の秋本真吾さんが誹謗中傷を受けたケースです。
引用元:秋本真吾FB
現役時より、コーチ業としてメディアに出る機会が増え始めた時に「選手として結果が出てないのに、なんでお前が本を出せたり、メディアに出たりしてるの?」という声を、直接聞いたこともあれば、SNSに飛んできたこともたくさんありました。
結構、悪質な誹謗中傷を一定期間受けた時期もありました。僕のケースは特殊だったのですが、ツイッターのアイコン名に「お前の指導は価値がない」や「〇ね」「〇すぞ」みたいなものをアカウント名にして、毎日大量にフォローされるという…。
引用元:FNNプライムオンライン
毎日それをブロックしていって、結局ブロックした数が360個ぐらい。その時はさすがに(精神的に)きますよね。ノーダメージではなかったです。やっぱり「きついな…」という思いは多少ありましたね。
まだまだ他にも誹謗中傷を受けたアスリートはいます…
サーフィンの五十嵐カノアがツイッター上で寄せられた誹謗中傷に対して反論したことが報じられ、翌7月29日には個人総合決勝を終えた体操の村上茉愛が、試合後メディアの取材の中で誹謗中傷があったことなどを話した。
同じ7月29日には体操の橋本大輝がツイッターで誹謗中傷について触れた。これは採点を巡ってのものであったことから、国際体操連盟が、審査は公正であり正確であった旨の声明を出す事態となった。これらはおそらくは一部に過ぎず、少なくないアスリートが、誹謗中傷にあたる被害を受けていると考えられる。
引用元:Number web
体操の村上茉愛さんにおいては、メディア取材の中で誹謗中傷を受けたことがあったのですね。ありえないほど酷い話ですよね!
バレー男子代表・西田有志選手はなぜ被害を受けたのか?
引用元:Number web
ここで挙げたアスリートへの誹謗中傷は決して特別ではなく、むしろ氷山の一角だと思います。実際にはもっと多いのでしょう。
こういった誹謗中傷を受けたアスリートの一人として今回は西田有志選手をテーマに書かせて頂いていますが、
そもそもなぜ西田有志選手はこのような目に遭ってしまったのでしょうか?
こちらについて、私worksの個人的見解としては、当然ながら西田有志選手には1%の非は無く、誹謗中傷する側に100%非があります。
なぜなら、西田有志選手においては、誹謗中傷される理由が全く無いからです。
それでもこのような被害を受けてしまった理由は?それは次のことが考えられます。
・女子バレーボールの古賀紗理那選手との結婚に対する嫉妬心
・西田有志選手が体調不良で欠場したことへの一方的な恨み
・人気プレーヤーである西田有志選手への嫉妬心
こういったちょっとしたことが原因で一方的な誹謗中傷を受けてしまったのでは?と考えます。
奥さんで現役女子バレーの古賀紗理那日本代表キャプテンの記事も是非どうぞ!
誹謗中傷する人の主な特徴
他人に対してSNS等で誹謗中傷する人の特徴としては以下の項目に当てはまる人が多いようです。
・他人に対する羨望や嫉妬心が強い人
・(匿名だからバレないだろう)という考えでやっている人
・自分のスゴさ・賢さをアピールしたい人
・自分にコンプレックスがある人
・みんなやってるから自分も…という心理
・自分の発言に対し、共感や評価を求めたい人
・単なるストレス発散をしたい人
・ねじ曲がった正義感が強い人
・他人に自分の価値観を押し付けたい人
誹謗中傷を受けたらどうすればいい?
ではこのような人から誹謗中傷を受けてしまった場合、一体どうしたら良いのでしょうか?対応方法としては
①徹底的に無視する
②投稿を削除する
③法的措置を取る
①徹底的に無視する⇒一切相手にせず、徹底的に無視をしましょう。なぜならそういう人物は相手の反応を見たくてやっているからです。
何の反応も返ってこないのに、誹謗中傷し続けるのは精神的にもシンドイですからね…
②投稿を削除する⇒徹底無視でも止まない時はいっそ、投稿を削除して書き込める場を無くしてしまいましょう。
③法的措置を取る⇒それでも他の投稿に対してコメントを書き込んでくるケースもあると思います。そんな時は
必ず相手方や、他の人達にも伝わるように法的措置(損害賠償請求や刑事告発をする)等を行うことを伝えてから、実際の手続きに入りましょう。
そのためには誹謗中傷を受けた事のわかる書き込みのスクショを撮って証拠を押さえておかないといけません。
仮に実際の手続きまで行わなかったとしても、殆どの場合はこの辺りで誹謗中傷をやめるそうですからね。警告だけでも効果はあると思います。
自分が他人を誹謗中傷をしないためには?
引用元:政府広報オンライン
実は、気づかないところでうっかり自分が相手を誹謗中傷してしまっているケースもあると言います。例えば
自分が推しているアイドルや芸能人のSNSに対して
「〇〇は良かったけど、××はイマイチだったかも。もっと□□した方が良かったと思うよ!」のような、説教じみた感想を述べたり、
スポーツ選手などのSNSに対して「〇〇!なんだこの前の試合は!もっとしっかりやれよ!」みたいな、いわゆる「ヤジ」をSNSで飛ばすイメージですね。
一見すると「これぐらいは許容範囲では?」と思えなくはないですが、誹謗中傷はその相手方の受け止め方次第でアリにもナシにもなるのです。
自分が誹謗中傷をする側にならないためには以下の3つを意識すると良いですね。
(1)誹謗中傷と批判意見は違う
相手の人格を否定または攻撃する言い回しは、批判ではなく誹謗中傷です。また、他人の投稿を安易に再投稿したりしないようにしましょう。投稿された内容を正しく見極め、慎重に投稿や再投稿しましょう。
(2)匿名でも特定されます
対面や実名では言えないような攻撃的な表現は、SNSでも避けましょう。たとえ匿名の投稿であっても、技術的に投稿の発信者を特定することができるため、民事上・刑事上の責任を問われる可能性があります。匿名だからといって、何を言ってもいいというわけではありません。
(3)カッとなったとしても時間を置いて
投稿が炎上したり訴えられたりした後に、「あんな投稿しなければよかった」と悔やんでも時間は戻せません。勢いですぐに送信せず、一度時間を置いて投稿を見直すような習慣をつけましょう。また、ネットから離れ、誰かと話して気分転換をすることもおすすめです。
引用元:政府広報オンライン
そしてこれは私worksの個人的な考えですが、自分が誹謗中傷をする側にならないためには
自分にどんな理由があって、相手がどんな人であっても、人を悪く言わないこと。
唯一、これだと思うんですよね。
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